ワダ・エミ 氏
衣裳デザイナー[日本]
2021年 11月13日 死去享年85歳
ワダ・エミ(通常は本人の意向に従い「ワダエミ」と表記。
本名:和田恵美子、1937年〈昭和12年〉3月18日 - 2021年〈令和3年〉11月13日)は、日本の衣裳デザイナー。
映画と舞台の双方で世界各地で数多くの作品を手がけ、日本人としてはこの分野で初めて世界的に広く知られる存在となった。
略歴=
京都府出身。
同志社女子中学校・高等学校を経て、1959年に京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)西洋画科を卒業。
大学在学中の20歳の時、NHKのドラマ制作部にいた演出家の和田勉(2011年に死別)と結婚。
1957年、夫が演出する舞台『青い火』の衣裳を手がけたのを機に衣装デザイナーとなる。
以後、日本映画の衣装デザインを数多く手がけ、とくに『乱』(1985年・黒澤明)の衣裳デザインにより日本人女性初となるアカデミー賞(衣裳デザイン賞)を受賞したことで世界的に知られるようになった。
その後は勅使河原宏『利休』や大島渚『御法度』のような日本映画だけでなく、メイベル・チャン『宋家の三姉妹』、チャン・イーモウ(張芸謀)『HERO』、ピーター・グリーナウェイ『プロスペローの本』など国内外の著名監督の作品に多数かかわった。
1993年にはエミー賞、2007年には女性初の織部賞グランプリを受賞。
またオペラ・演劇・舞踊でも作品を数多く手がけ、とりわけイタリアのヴェローナで上演された『トゥーランドット』や、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの『リア王 ……
ワダ・エミさんが亡くなってから、3年と8日が経ちました。(1104日)