ウィルバー・スミス 氏Wilbur Smith
作家[北ローデシア→南アフリカ共和国]
2021年 11月13日 死去享年89歳
ウィルバー・スミス(Wilbur Smith, 1933年1月9日 - 2021年11月13日)は、北ローデシア出身の南アフリカの冒険小説家。
来歴=
アフリカ南部、現在のザンビアのカブウェにあたる北ローデシアのブロークン・ヒルで生まれた。
父は金属工であった。
父が所有していた牧場で育つ。
幼年期にマラリアに罹患するも完治。
南アフリカのナタール州にあるボーディングスクールに通い、のちドラケンスバーグ山脈の丘陵地帯にある高校マイケルハウスに入学した。
マイケルハウス在学中に学校新聞を創刊して、風刺コラムは近隣校にも評判を呼んだ。
南アフリカの東ケープ州グラハムズタウンのローズ大学で学び、休日は金鉱山やトロール船の猟で働いた。
同大で商学の学位を取得して卒業後、内国税歳入庁に勤めた。
若いころから様々な冒険小説やハードボイルドを耽読した。
とりわけセシル・スコット・フォレスター、ヘンリー・ライダー・ハガード、ジョン・バカン、アーネスト・ヘミングウェイ、ジョン・スタインベック、ロレンス・ダレル、ロバート・グレーヴスなどの作家はお気に入りであった。
一時期、ジャーナリストとして活動していたが、やがてフィクションの世界に転じた。
米国のパルプ・マガジンにてフィクションの散文を幾度か寄稿を経て、のちの1964年にイギリス・ロンドンの出版社ハイネマンから19世紀のアフリカ南部を舞台とした処女長編小説『When the Lion Feeds』を刊行した。
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ウィルバー・スミスさんが亡くなってから、3年と8日が経ちました。(1104日)