太田省吾 氏(おおたしょうご)
劇作家、演出家[日本]
2007年 7月13日 死去享年69歳
太田 省吾(おおた しょうご、1939年9月24日 - 2007年7月13日)は、日本の劇作家、演出家。
『水の駅』など、「沈黙劇」と呼ばれる、独特な舞台芸術のジャンルを生み出す。
代表作に『小町風伝』(1977年初演。
第22回岸田國士戯曲賞受賞)がある。
特に『水の駅』、『地の駅』、『風の駅』は沈黙劇三部作と称される。
岸田國士戯曲賞の選考委員(第36回から第49回)などを務めた。
またヨン・フォッセの戯曲を日本に紹介し、2004年に『だれか、来る』の演出を手掛けた。
生涯・エピソード=
中華民国山東省済南市に生まれる。
1962年、学習院大学政経学部を中退する。
演出助手などを経て、1968年「転形劇場」旗揚げに参加。
1970年より劇団主宰となる。
テレビアニメ『あらいぐまラスカル』『トム・ソーヤーの冒険』の脚本も手掛けた。
1988年、「今の演劇の状況が面白くない」と述べて劇団を解散。
藤沢市湘南台市民センターの芸術監督に就任する
。
近畿大学教授(1994年度 - 1998年度)を経て京都造形芸術大学教授。
なお、演出家・杉原邦生は京都造形芸術大学時代の教え子であり、杉原は太田の代表作『更地』『水の駅』を自身の演出で上演している。
2007年、肺癌による肺炎のために67歳で逝去。
著書=
『飛翔と懸垂(演劇論集)』而立書房、1975年。
全国書誌番号:
太田省吾さんが亡くなってから、17年と132日が経ちました。(6341日)