岡三郎 氏(おかさぶろう)
英文学者[日本]
(青山学院大学名誉教授)
2020年 8月2日 死去消化器不全享年92歳
岡 三郎(おか さぶろう、1929年7月28日 - 2020年8月2日)は、英文学・比較文学者、青山学院大学名誉教授。
人物・来歴=
埼玉県生まれ。
1954年青山学院大学大学院文学研究科修士課程修了。
青山学院大学文学部助教授、教授、88年「夏目漱石研究」で青山学院大学文学博士。
2000年定年退任。
94-95年日本中世英語英文学会会長。
中世英文学、近代ロマン派などを専攻、ほか中世イタリア文学も翻訳する。
妻は英語史学者の岡富美子(青山学院大学名誉教授、1930-2017)。
2020年8月2日、消化器不全のため群馬県藤岡市の病院で死去。
91歳没。
著書=
『凝視と夢想 ワーズワス論』国文社、1971
『夏目漱石研究 第1巻 (意識と材源)』国文社、1981
『夏目漱石研究 第2巻 (『硝子戸の中』校訂と解明)』国文社、1986
『夏目漱石研究 第3巻 (『虞美人草』と「京に着ける夕べ」の研究)』国文社、1995
『比較物語学序説』国文社、1997
『阿刀田高『新トロイア物語』を読む』国文社、2011
『人類史から読む『古事記』の神話 石川三四郎『古事記神話の新研究』〈1921-1950〉の継承発展のために』国文社 2013
『人類史から読む『ギルガメシュ物語』 標準バビロニア版と梅原猛の戯曲を読む』国文社 2014
『人類史から読む夏目漱石 展開1 (『吾輩は猫である』を読む)』国文社 2015
『人類史から読む夏目漱石 展開2 漱石文学の道程を踏破する』国文社 2016
編纂=
『ワーズワス『序曲』論集』国文社、1988
翻訳=
『ワーズワス・序曲 詩人 ……
岡三郎さんが亡くなってから、4年と111日が経ちました。(1572日)