高寺彰彦 氏(たかでらあきひこ)
漫画家[日本]
2019年 4月23日 死去多発性骨髄腫享年60歳
高寺 彰彦(たかでら あきひこ、1960年7月18日 - 2019年4月23日)は、日本の漫画家。
概要=
静岡県下田市出身。
漫画情報誌『ぱふ』へマンガの投稿をしながら、まついなつきの紹介で大友克洋と知り合い、大友の『気分はもう戦争』第4話からアシスタントを始める。
1980年、『マンガ奇想天外 SFマンガ大全集 No.4 1981年 WINTER』に「FOGGY GOBLIN」を発表してデビュー。
デビュー後も自作品を描きながら、大友のアシスタントを『AKIRA』の頃まで続ける。
他にも白山宣之の仕事も手伝い、逆に大友や白山がデビューしたばかりの高寺の作品を手伝うこともあったという。
大友の『童夢』ではカッターナイフで首を切るシーンのモデルを務めた他、背景をほとんど一人で書き上げている。
90年代後半、コミッカーズにて「栗8通信」を連載。
漫画のシナリオ術や、アングル構図などの理論を発表。
当時流行していた絵柄が、劣化コピーによって顔の骨格が奇形になっているという辛辣な意見は、誌面において読者との間で論争になった。
後にこれらの指摘は、少女漫画においての指摘であり、萌え絵についてでは無いと語っている。
2012年に病没した白山宣之の遺作集を、白山宣之の妻と共に企画立案し、2013年に双葉社より出版した。
2014年に多発性骨髄腫と診断され、長らく闘病を続けていた。
2019年3月12日、自らのTwitterで、同年2月28日に脊髄に血栓が生じて四肢麻痺に陥ったため画業の継続が不可能な状況 ……
高寺彰彦さんが亡くなってから、5年と213日が経ちました。(2039日)