カジミェシュ・クッツ 氏Kazimierz Kutz
映画監督[ポーランド]
2018年 12月18日 死去享年90歳
カジミェシュ・クッツ (Kazimierz Julian Kutz, 1929年2月16日 - 2018年12月18日) は、ポーランドの映画監督、政治家。
来歴=
1929年2月16日、シロンスク県カトヴィツェで生まれた。
第二次世界大戦後、ムィスウォヴィツェのギムナジウムを卒業。
1949年にはウッチ映画大学に入学。
1953年に初の短編『Słowo honoru』を製作し、翌1954年に同校を卒業した。
その後、アンジェイ・ワイダやイェジー・カヴァレロヴィチの元で助監督を務めた。
1959年、初の長編『Krzyż walecznych』を発表。
翌1960年の実験映画『沈黙の声』は上映禁止処分を受け、長年に渡って国内外で上映されることはほとんどなかったが、現在ではポーランド派を代表する作品の一つと評価されている。
翌1961年の群像劇『列車の中の人々』はロカルノ国際映画祭で銀帆賞を受賞した。
1963年の『沈黙』は第24回ヴェネツィア国際映画祭に出品された。
1970年、故郷シロンスクを舞台にした『Sól ziemi czarnej』を発表。
1972年の『Perła w koronie』は第25回カンヌ国際映画祭に出品され、ミラン国際映画祭で作品賞を受賞した。
1980年の『Paciorki jednego różańca』はカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
これら3作品は故郷を舞台にした「シロンスク三部作」として知られる。
1972年には映画製作会社シロンスクを設立した。
1981年からはテレビ映画も手がけるようになった。
また、同年には連帯運動に対して敷かれた戒厳令によって、 ……
カジミェシュ・クッツさんが亡くなってから、5年と339日が経ちました。(2165日)