萩原尊礼 氏(はぎわらたかひろ)
地震学者[日本]
1999年 11月14日 死去享年92歳
萩原 尊礼(萩原 尊禮、はぎわら たかひろ、1908年5月11日 - 1999年11月14日)は、日本の地震学者。
イタリアやイラン大地震、福井地震や松代群発地震を調査し、萩原式電磁型地震計 (HES) を考案した[リンク切れ]。
学位は、理学博士(東京帝国大学・論文博士・1942年)。
東京大学名誉教授。
略歴=
東京府出身。
開成中学、旧制松本高等学校理科甲類を経て、1932年東京帝国大学理学部地震学科を卒業すると、1933年東京帝国大学地震研究所に入り助手から助教授・地震研究所員(1941年)を経て教授職に就く(1944年)。
1965年から1967年まで東京大学地震研究所所長を務め、1969年定年退官、名誉教授。
この間に機械試験所の技師(1942年)、1948年に運輸技官 (中央気象台) をそれぞれ兼任。
1953年から1955年にはユネスコ派遣専門家としてイスタンブール工科大学で教壇に立つ。
1969年から1981年まで地震予知連絡会会長、1971年(昭和46年)に参議院災害対策特別委員会に参考人として出席、発言する。
1981年に地震予知総合研究振興会会長も務めた。
受章・受賞=
1969年紫綬褒章、1978年勲二等旭日重光章を受勲。
1980年交通文化賞受賞。
主な著作=
単著=
『地震計』岩波書店〈科学文献抄 ; 第8〉1936
『振動測定』宝文館 1945
『地震はどうして起こるか』東洋図書〈学習全書〉1947。
全国書誌番号:
萩原尊礼さんが亡くなってから、25年と8日が経ちました。(9139日)