ジョン・トーランド 氏John Willard Toland
ノンフィクション作家[アメリカ]
2004年 1月4日 死去肺炎享年93歳
ジョン・トーランド(John Toland、1912年6月29日 - 2004年1月4日)は、アメリカの戦史・ノンフィクション作家で、ピューリッツァー賞作家。
生涯=
ウィスコンシン州南西部のラクロス(La Crosse、アイオワ州との境の街)生まれ、ウィリアムズ大学出身。
第二次世界大戦(太平洋戦争)に従軍。
戦記著作などで、40代より本格的に作家活動に入った。
多数の日米双方の幅広い当事者に取材した「The Rising Sun 大日本帝国の興亡」で、1971年にピューリッツァー賞 一般ノンフィクション部門を受賞、ヒトラー伝も高い評価を得た。
妻の寿子は日本人で一女がいる(精神科医小此木啓吾の親族)。
取材執筆を兼ね、長期の在日生活も行っている。
後期はコネチカット州西部のダンブリー(Danbury)に在住し、肺炎で没した。
著書(日本語訳)=
真珠湾は燃えている 大東亜戦争の6カ月 (児島襄訳、恒文社、1964年)
最後の100日 ヨーロッパ戦線の終幕 (各・全2巻、永井淳訳、早川書房、1966年/ハヤカワ文庫NF、1977年)
バルジ大作戦 (向後英一訳、早川書房、1966年/ハヤカワ文庫NF 全2巻、1978年)
バルジ大作戦(新訂版、大木毅監訳・解説、向後英一訳、早川書房、2022年)- バルジの戦いを描く
バルジ大作戦 (常盤新平訳、角川文庫、1978年)、別版(抄訳)
ディリンジャー時代 アメリカ・絶望の1930年代(常盤新平訳、早川書房、1968年)
大日本帝国の興亡 (全5巻、毎日新聞社外信部訳、毎日新聞社、1971年)
ハヤカワ ……
ジョン・トーランドさんが亡くなってから、20年と322日が経ちました。(7627日)