藤富保男 氏(ふじとみやすお)
詩人[日本]
2017年 9月1日 死去転移性骨腫瘍享年90歳
藤富 保男(ふじとみ やすお、1928年8月15日 - 2017年9月1日)は、東京府小石川区(現・文京区)生まれの詩人。
人物・来歴=
詩誌『gui』同人。
獨逸学協会中学(現・獨協高等学校)、東京外国語大学モンゴル語学科卒。
日本現代詩人会、日本文藝家協会会員。
1950年、北川冬彦の詩会「時間」に参加。
またカミングス研究会で新国誠一と知り合い、新国と共に詩的実験を試みるグループ、芸術研究協会(ASA)を設立。
視覚と音律から日常の言語を再構築する独特の詩法をもち、ユーモラスな作風を得意とする。
代表的な詩集に『コルクの皿』『正確な曖昧』『新聞紙とトマト』など。
詩集は30冊を超えるほか、翻訳書、編著書も多数。
サッカーが得意であり、アマチュアチームの指導者や、実業団や関東大学リーグの審判を務めていた経験を持つ。
2017年9月1日に転移性骨腫瘍のため死去。
89歳没。
著書=
『コルクの皿』(1953年・H氏賞候補)
『8月の何か 詩集』国文社, 1954年
『鍵られた部屋 藤富保男詩集』時間社, 1959年
『正確な曖昧』時間社, 1961年
『藤富保男詩集』現代詩文庫 思潮社(1973年)
『キキとララのマザーグースのうた』松本庸子 絵. サンリオ, 1978年11月
『笑門 詩集』点点洞, 1982年11月
『北園克衛』 (近代詩人評伝) 有精堂, 1983年6月 『評伝 北園克衛』沖積舎(2003年)
『文字文字する詩 詩集』点点洞, 1983年8月
『一体全体 詩集』花神社, 1985年12月
『山田 詩集』花神社, 1985年12月
『大 あく ……
藤富保男さんが亡くなってから、7年と81日が経ちました。(2638日)