北村英三 氏(きたむらえいぞう)
俳優[日本]
1997年 3月7日 死去心不全享年76歳
北村 英三(きたむら えいぞう、1922年4月17日 - 1997年3月7日)は、日本の俳優、演出家。
晩年の芸名は喜多村 英三、本名は北村 英蔵(いずれも読みは同じ)。
東京府東京市牛込区新小川町(現:東京都新宿区新小川町)出身。
妻は関えつ子、娘は北村岳子。
来歴・人物=
旧制第四高等学校(現:金沢大学)を経て、京都帝国大学文学部国語国文科に入学後(1948年卒業)、学生演劇で当時の日本人男性としては長身だった体躯を生かし、翻案劇の主演と演出を数多く務めた。
在学中の1947年に『劇団くるみ座』の創立に参加する。
近畿で製作された舞台、ラジオドラマ、テレビドラマ、映画に数多く出演した個性派俳優として知られ、映画『吸血鬼ゴケミドロ』の政治家・真野剛造のような権力者役や、結束信二脚本、司馬遼太郎原作のテレビドラマ『新選組血風録』と『燃えよ剣』での井上源三郎役、『部長刑事』の大阪府警捜査一課の大鍋部長刑事のような市井の人などの脇役を終生演じ続けた。
晩年は俳優業と並行しながら大阪芸術大学舞台芸術学科の教授も務めた。
大学の後輩である大島渚や戸浦六宏や永井一郎を指導した経験がある。
1997年3月7日、検査のために入院していた病院で心不全のため死去。
出演=
映画=
出世武士道(1961年、東映)- 島田文太夫
この首一万石(1963年、東映)- 伝兵衛
燃えよ剣(1966年、松竹)- 佐藤彦五郎
シンガポールの夜は更けて(1967年、松竹)- 王定慶
人妻椿( ……
北村英三さんが亡くなってから、27年と259日が経ちました。(10121日)