イーディス・ヘッド 氏Edith Head
映画衣裳デザイナー[アメリカ]
1981年 10月24日 死去享年85歳
イーディス・ヘッド(Edith Head, 本名: Edith Claire Posener, 1897年10月28日 - 1981年10月24日)は、アメリカで活躍した映画衣裳デザイナー。
カリフォルニア州サンバーナーディーノ出身。
1920年代当時、映画全盛期のハリウッド映画において、女優の衣裳はきらびやかに飾り立てた華美なもの、という考えが主流であった。
しかし彼女は、映画衣裳の世界に初めてシンプルな美しさとファッションセンスを持ち込んだ。
1981年に死去するまで58年間にわたりハリウッドの衣裳デザインの第一人者であり続けた。
経歴・エピソード=
ドイツ系ユダヤ人。
カリフォルニア大学バークレー校とスタンフォード大学の大学院を卒業後、フランス語の教師をしつつ、夜学で美術学校や美術大学に通っていたが、パラマウントの映画衣裳デザイナーの募集を知り退職する。
ファッションデザインの経験がないのに、彼女は友人が描いてくれたデザイン画を持って面接へ行き、ようやくパラマウントの衣裳部門に勤めることができるようになる。
駆け出しの頃は、セシル・B・デミル制作の映画作品での衣裳の仕事が多く、当時は「アイデアに困ると、何でも金ピカにしたり鳥の羽を付けるとデミルは喜んだ」という。
大ヒット映画、『ローマの休日』(1953年)のアン王女役の衣裳や、『麗しのサブリナ』(1954年)のサブリナ役の衣裳などは、主演のオードリー・ヘプバーンの可憐さを際立たせ、彼女の女優としてのイメージを決定 ……
イーディス・ヘッドが亡くなってから、43年と28日が経過しました。(15734日)