フェルディナント・ポルシェ 氏Ferdinand Porsche
自動車技術者、ポルシェ設計事務所創業者[オーストリア]
2004年 10月31日 死去享年77歳
フェルディナント・ポルシェ(Ferdinand Porsche, 1875年9月3日 - 1951年1月30日)は、オーストリア=ハンガリー帝国出身の工学技術者、自動車工学者。
自動車メーカーポルシェの創設者として名を残す。
概要=
技術者としての側面=
ポルシェはブリキ細工職人の子として生まれ、家業を手伝う傍ら、機械や電気の実験を繰り返して育った。
(→#生い立ち)
19歳で入社したベラ・エッガー社を振り出しに、若い頃から自動車設計者として活躍し、その前半生において、ヤーコプ・ローナー社、アウストロ・ダイムラー社、ダイムラー社(DMG)、ダイムラー・ベンツ社、シュタイア社という5社の自動車メーカーを渡り歩き、アウストロ・ダイムラー以降の4社においては、車両開発の責任者である技術部長を務めた。
その間、エンジンと自動車の設計と開発において優れた才能を示し、ダイムラーにおいては、モデルK、タイプSといった、メルセデス(メルセデス・ベンツ)の古典的高性能車群とされる1920年代を代表するスポーツカーを手掛けたことが特筆される。
1931年にポルシェ設計事務所を設立して独立し、ナチス・ドイツ政府からの委託を受け、ミッドシップエンジン方式を採用した画期的レーシングカーのアウトウニオン・Pヴァーゲンや、「国民車」(大衆車)のKdFワーゲン(ドイツ語版)を設計・開発し、KdFワーゲンは第二次世界大戦後にフォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)として量産された。
(→#KdFワー ……
フェルディナント・ポルシェさんが亡くなってから、20年と21日が経ちました。(7326日)