ユリウス・ロベルト・フォン・マイヤーJulius Robert von Mayer
物理学者[ドイツ]
1878年 3月20日 死去享年65歳
ユリウス・ロベルト・フォン・マイヤー(Julius Robert von Mayer, 1814年11月25日 - 1878年3月20日)は、ドイツの物理学者。
熱と仕事が相互に変換可能であること、エネルギー保存の法則を1842年5月31日に論文で発表した。
比熱に関するマイヤーの関係式にも名前を残している。
生涯=
生い立ち=
現在のドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州のハイルブロンで生まれた。
父親は薬局の経営者である。
ギムナジウムでは古典語の教育などを受けたが、この分野には関心が無かったためか、成績は悪かった。
1832年、チュービンゲン大学に入学し医学を学んだ。
科学実験が好きだったマイヤーは、大学時代に医学の他に化学の講義も受講した。
また、講義とは別に自ら個人的に実験を行ったりもした。
また、大学時代には禁止されていた学生組合を作り、大学当局と対立した。
その結果、大学から停学処分が下された。
マイヤーはこれに対抗して6日間のハンガーストライキを行い抗議したが、その後はこの停学期間を利用して、各地の病院を訪ねたりした。
そこで得た経験から、もっと広い世間が見たいと思ったマイヤーは、オランダの植民地で軍医となることを決意した。
そして1838年、大学に復学し、博士号を得た。
発見=
大学を出たマイヤーは、1840年、オランダ船の船医として東インド諸島への航海に同行した。
航海中、東ジャワで瀉血のため船員の血液を採取すると、その静脈血が、寒い地域 ……
ユリウス・ロベルト・フォン・マイヤーが亡くなってから、146年と267日が経過しました。(53594日)