大和岩雄 氏(おおわいわお)
出版人、古代史研究家[日本]
2021年 6月20日 死去心不全享年94歳
大和 岩雄(おおわ いわお、1928年2月15日 - 2021年6月20日)は、日本の編集者、出版事業家、古代史研究家。
大和書房(だいわしょぼう)および青春出版社の創業者。
人物・経歴=
長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)にて、江戸時代から続く呉服商の家庭に生まれる。
生家が没落したため、高等小学校卒業後、名古屋市の三菱重工業に旋盤工として就職する予定であったが、1942年、官費で学べる長野師範学校(信州大学教育学部)に入学し、1948年に卒業すると長野県下伊那郡大鹿村立鹿塩中学校に赴任、国語と音楽を教えていた。
1948年12月に退職し、長野市に移住。
ここで山本茂実主宰の人生誌「葦」に参加。
第4号以降、同誌の編集長となる。
営業部員に小澤和一がいた。
「葦」の成功により1950年に上京。
「葦」の編集と併行して、1951年、文理書院と協力して「人生手帖」を1000部で創刊。
やがて「葦」が政治的に先鋭化したため、同誌を去る。
1955年に「人生手帖」が7万部を記録。
この急成長ぶりに風当たりが強く、讀賣新聞社会部から"自衛隊に対する日共の秘密工作機関誌「人生手帖」"と虚偽報道されたこともある。
これに対して大和は「人生手帖」紙上で反駁したが、1956年に編集長を辞任。
同年5月、小澤和一と共に青春出版社を設立。
実用書路線で成功を収める。
1960年、社の経営権を小澤に譲渡。
創刊まもない「青春の手帖」誌と共に新たな出版社を設立。
1963年7月 ……
大和岩雄さんが亡くなってから、3年と154日が経ちました。(1250日)