綾部仁喜 氏(あやべじんき)
俳人[日本]
2015年 1月10日 死去急性呼吸不全享年87歳
綾部 仁喜(あやべ じんき、1929年3月26日 - 2015年1月10日)は、東京出身の俳人。
人物・来歴=
八王子生まれ。
國學院大學文学部卒業。
1953年「鶴」に入会、石田波郷、石塚友二に師事。
1974年、小林康治創刊の「泉」に入会。
1977年より「泉」編集を担当、1980年から「泉」編集長。
1990年、石田勝彦より「泉」主宰を継承。
1994年『撲簡』により第34回俳人協会賞、2008年『山王林だより』により第23回俳人協会評論賞、2009年『沈黙』により第9回俳句四季大賞受賞。
2014年「泉」主宰を藤本美和子に譲り同顧問となる。
「かたくりの花の韋駄天走りかな」(『樸簡』所収)など、韻文性が強く余情の深い句風が特徴。
俳人協会評議員。
日本文藝家協会会員。
2015年1月、急性呼吸不全で死去。
著書=
『山王』牧羊社、1983年
『樸簡』ふらんす堂、1995年
『寒木』ふらんす堂〈現代俳句叢書〉、2002年
『山王林だより』角川SSコミュニケーションズ(泉叢書)、2008年
『沈黙』ふらんす堂(泉叢書)、2008年
関連書籍=
藤本美和子『綾部仁喜の百句』ふらんす堂、2014年
参考文献=
綾部仁喜 『沈黙』 ふらんす堂、2008年
『現代俳句大事典』 三省堂、2005年
綾部仁喜さんが亡くなってから、9年と316日が経ちました。(3603日)