長澤一作 氏(ながさわいっさく)
歌人[日本]
2013年 10月23日 死去食道がん享年88歳
長澤 一作(ながさわ いっさく、1926年3月1日 - 2013年10月23日)は、日本の歌人。
本名は長澤賀寿作(かずさく)。
佐藤佐太郎の初期の弟子にあたる。
経歴=
静岡県生まれ。
1943年より佐藤佐太郎に師事。
1945年、「歩道短歌会」および短歌雑誌『歩道』の創立、創刊に参加。
1959年、歌集『松心花』により現代歌人協会賞受賞。
1970年、「首夏」30首(「短歌研究」1979年9月号)で短歌研究賞受賞。
1983年、「歩道短歌会」を辞し、「運河の会」を創立し、短歌雑誌『運河』創刊。
川島喜代詩、山内照夫らとともに運営同人となった。
日本文藝家協会会員、NHK学園講師、現代歌人協会会員。
死後、第一歌集「松心花」は現代短歌社の第一歌集文庫として再び世に出された。
2013年10月23日、食道癌のため死去。
著作=
歌集=
『松心花』(四季書房)
『條雲』(短歌研究社)
『冬の暁』(短歌新聞社)
『雪境』(短歌新聞社)
『秋雷』(自選歌集 短歌新聞社)
『歴年』(角川書店)
歌書等=
『鑑賞 斎藤茂吉の秀歌』短歌新聞社
『佐藤佐太郎の短歌』短歌新聞社
『自解百歌長澤一作集』
共著=
『佐藤佐太郎』(今西幹一との共著)桜楓社〈短歌・人と作品シリーズ18〉、1984年
エピソード=
17歳でアララギの歌会に初めて出席。
場所が分からず、通りすがりの初老の紳士に「アララギの歌会の場所はどこですか」と聞いたところ、それが斎藤茂吉だった。
歌会の席上で「朗々と詩を吟じる、は決ま ……
長澤 一作氏(ながさわ・いっさく、本名賀寿作=かずさく=歌人)23日午前2時30分、食道がんのため埼玉県川越市の病院で死去、87歳。静岡市出身。葬儀は26日午前9時50分からさいたま市大宮区三橋1の1504の1のさがみ典礼やすらぎホール大宮で。喪主は長男正樹(まさき)氏。 歌誌「運河」代表を務めた。歌集に「松心火(しょうしんか)」など。現代歌人協会会員。
長澤一作さんが亡くなってから、11年と29日が経ちました。(4047日)