琴剣淳弥 氏(ことつるぎじゅんや)
漫画家、元相撲力士[日本]
2021年 3月26日 死去享年62歳
琴剣 淳弥(ことつるぎ じゅんや、1960年7月6日 - 2021年3月26日)は、日本の漫画家。
元大相撲力士で、日本相撲協会の公認漫画家でもあり「相撲漫画家」の肩書きを使っている。
他に、有限会社琴剣代表、日本スポーツエージェント所属のタレント。
日本漫画家協会会員。
本名は、宮田 登(みやた のぼる)。
来歴=
福岡県田川郡香春町出身で、少年時代から絵を描くのが趣味であった。
中学卒業後、佐渡ヶ嶽部屋に入門して、1976年3月場所に初土俵。
師匠の佐渡ヶ嶽からは「午前中は稽古がきついけれど、午後は好きなことやっていいから」と口説かれて、漫画が描けると喜んだ宮田少年は入門に至った。
ところが午前中は稽古、午後は雑用と漫画を描く余裕はほとんどなく、最初は周囲に隠れて漫画を描いた。
自分をいじめた兄弟子が怪我をする絵などを描いて憂さを晴らしたという。
初土俵のときに十両であった8代尾車(元大関・琴風)の述懐によると、15歳の宮田少年の出世披露での化粧まわしは尾車が貿易会社の社長から初めて贈られたものであり、自身の付け人時代もいつもスケッチブックを持ち歩いていた。
稽古場では淡々としており、力士として出世は出来なかったが「優しい子」であった。
自身が幕下に陥落し、風呂や土俵の掃除をしようとすると「関取、やめてください。
俺たちがやりますから」と手伝ってくれたという。
現役時代からスポーツ紙にイラストを掲載するな ……
琴剣淳弥さんが亡くなってから、3年と240日が経ちました。(1336日)