依光隆 氏(よりみつたかし)
イラストレーター[日本]
2012年 12月18日 死去急性肺炎享年87歳
依光 隆(よりみつ たかし、1926年(大正15年)5月1日 - 2012年(平成24年)12月18日)は、挿絵画家・イラストレーター。
高知県生まれ。
父親の死去に伴い、隆の兄が働いていた満州に呼ばれ、1940年(昭和15年)から1944年(昭和19年)12月まで中国の大連で過ごす。
帰国後、高村光太郎に師事。
共同通信社社会部画信室を経てフリーになる。
SFから児童書まで幅広い分野の挿絵で活躍。
ハヤカワ文庫SFの「宇宙英雄ペリー・ローダン」シリーズは、第1巻から第367巻を38年間にわたり担当した。
「白旗の少女」の挿絵と装幀で1990年度児童福祉文化賞を受賞。
日本出版美術家連盟理事、創作集団プロミネンス(旧・少年文芸作家クラブ)会長を務めていた。
略歴=
1926年(大正15年) 高知県香美郡(現・香美市)土佐山田町に、川島家の次男として生まれる。
家は古くから染物業を営んでいた。
1933年(昭和8年) 楠目尋常小学校に入学。
1939年(昭和14年) 楠目尋常小学校高等科に進学。
1940年(昭和15年) 日本未来派の詩人である兄の川島豊敏に呼ばれて 満州の大連に渡り、満鉄育成学校に入学。
1944年(昭和19年) 大連美術学院油絵学科に入学。
同年12月、召集され日本に帰国、山口県防府海軍通信学校に入学。
1945年(昭和20年) 海軍呉鎮守府第八特攻戦隊第二三突撃隊須崎水上基地に配属される。
終戦後、香美郡の実家に戻り、高知県教育委員会などに勤務する。
この頃から岩手県花 ……
依光 隆氏(よりみつ・たかし=挿絵画家)18日午前0時7分、急性肺炎のため東京都内の病院で死去、86歳。高知県出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女平岡真菜(ひらおか・まな)さん。 共同通信社勤務を経てフリーの挿絵画家に。ドイツの長大なSF小説「宇宙英雄ペリー・ローダン」シリーズ(早川書房)の1〜367巻のイラスト、表紙を全て担当するなど、多数の作品を手掛けた。
依光隆さんが亡くなってから、11年と338日が経ちました。(4356日)