松原治 氏
紀伊国屋書店名誉会長[日本]
2012年 1月3日 死去心不全享年96歳
松原 治(まつばら おさむ、1917年〈大正6年〉10月7日 - 2012年〈平成24年〉1月3日)は、日本の実業家。
紀伊國屋書店名誉会長などを務めた。
略歴=
山口県佐波郡徳地町(現在の山口市)に軍人の息子として生まれる。
のちに父は電柱の銘板を取り扱う会社を経営していた。
大阪市築港南尋常高等小学校を卒業した1930年(昭和5年)、大阪府立市岡中学校(旧制)に入学。
旧制浪速高等学校を経て東京帝国大学法学部に進む。
同期に中曾根康弘がいた。
卒業後は南満洲鉄道に入社するも召集を受け、陸軍経理学校を首席卒業。
中国各地を転戦し、陸軍主計中尉として太平洋戦争の敗戦を迎える。
復員後、1946年、大日本塩業株式会社に取締役業務部長として入社。
1950年、東大の先輩の亀井茲建の招きで紀伊國屋書店に入社。
大番頭として田辺茂一を補佐し、紀伊國屋書店の事業拡大に貢献した。
1970年、代表取締役専務に就任。
1980年に代表取締役社長、1999年(平成11年)に代表取締役会長を兼任、2002年代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)。
2010年に代表取締役会長兼CEOを退任し、名誉会長へと退いたが生涯現役として影響力を保持し続けた。
2009年まで紀伊國屋演劇賞選考委員を務めた。
2012年1月3日、心不全のため死去、94歳。
人物=
紀伊國屋演劇賞の受賞者は、つかこうへいや井上ひさし、野田秀樹、鴻上尚史らで、演劇の発展に貢献した。
受賞者のひとり井上は遅筆のため、紀 ……
松原治さんが亡くなってから、12年と323日が経ちました。(4706日)