馬渕和夫 氏(まぶちかずお)
国語学者[日本]
(筑波大学名誉教授)
2011年 11月24日 死去享年94歳
馬渕 和夫(まぶち かずお、1918年3月19日 - 2011年11月24日)は、日本の国語学者。
筑波大学名誉教授、東京成徳短期大学名誉教授。
勲三等瑞宝章受章。
長く「馬淵和夫」の表記を用いた。
人物=
愛知県名古屋市生まれ。
東京文理科大学卒、1961年「日本韻学史の研究」で東京教育大学より文学博士の学位を取得。
東京教育大学、筑波大学教授、1981年定年退官、名誉教授、東京成徳短期大学教授、2003年退職。
1995年春、勲三等瑞宝章受勲。
業績=
馬渕の研究対象は広範囲にわたり、そのような意味においては総合性が大きな特色の一つであるといえるが、新たに開拓された分野として真っ先に挙がるのは、悉曇学や日本語の音韻史である。
直接的には、日本における古代以来の言語に関するもので、「近代以降に確立された学問領域の枠組みでは捉えられない対象が、過去の日本の学問の中に厳然と存在する」という認識が出発点となっている。
このほか、古辞書の研究や編集に携わった。
著書=
単著=
『玉篇佚文補正』馬淵和夫 東京教育大学東京文理科大学国語国文学会 1952
『古典文法 整理とまとめ方』馬淵和夫 有精堂出版 1952 (サマリー・シリーズ)
『韻鏡校本と広韻索引』馬淵和夫 日本学術振興会 1954 のち巌南堂書店
『古典解釈文法』馬淵和夫 有精堂出版 1955
『古文・現代文重要単語』績文堂出版 1958
『小学国語辞典』馬淵和夫 講談社 1960.11
『日本韻学史の研究』第1-3 馬淵和夫 日本学術振興会 ……
馬渕和夫さんが亡くなってから、13年と59日が経ちました。(4807日)