表章 氏(おもてあきら)
能楽研究者[日本]
(法政大学名誉教授)
2010年 9月7日 死去享年84歳
表 章(おもて あきら、1927年4月26日 - 2010年9月7日)は、日本の能楽研究者。
法政大学名誉教授。
能楽史、世阿弥伝書などの研究で知られる。
長男の表きよし(1958年 - 、国士舘大学教授)も、能楽研究者である。
略歴=
石川県金沢市に生まれる。
1951年、東京文理科大学卒業。
同年、法政大学能楽研究所助手。
1956年、法政大学文学部専任講師、1962年、教授。
1991年、財団法人観世文庫常務理事。
1998年、法政大学を定年退職、名誉教授。
1995年『喜多流の成立と展開』で、法政大学より博士(文学)の学位を取得、同年12月角川源義賞受賞。
2005年、瑞宝中綬章受章。
2010年、第31回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞、同年6月、能楽史研究で恩賜賞・日本学士院賞を受賞したが、9月7日に自宅で亡くなった。
叙正五位。
1960年から1963年にかけて、横道萬里雄と『日本古典文学大系 謡曲集』を編纂し、能楽関係の資料の収集・保存や研究に努めた。
著書=
『鴻山文庫本の研究 謡本の部』わんや書店 1965
『能楽史新考 1』わんや書店 1979
『能楽と奈良』奈良市 1980、※小冊子
『能楽史新考 2』わんや書店 1986
『喜多流の成立と展開』平凡社 1994
『大和猿楽史参究』岩波書店 2005
『観世流史参究』檜書店 2008
『能楽研究講義録 六十年の足跡を顧みつつ』笠間書院 2010 - 語り下しの遺著となった
『昭和の創作「伊賀観世系譜」―梅原猛の挑発に応えて』ぺりかん社 2010 - 観阿弥の出身地を伊賀とし、楠 ……
表章さんが亡くなってから、14年と75日が経ちました。(5189日)