ヴォーン・ジョーンズ 氏Vaughan Frederick Randal Jones
数学者[ニュージーランド]
2020年 9月6日 死去享年69歳
ヴォーン・フレデリック・ランダル・ジョーンズ(Vaughan Frederick Randal Jones、KNZM、1952年12月31日 - 2020年9月6日)は、ニュージーランド出身の数学者。
ヴァンダービルト大学特別教授、カリフォルニア大学バークレー校名誉教授、オークランド大学招聘教授。
1990年フィールズ賞受賞。
専門はフォン・ノイマン環、数理物理学、低次元位相幾何学、代数解析学の研究。
業績=
1983年に作用素環論にJonesの指数理論を導入した。
この理論は分類理論において新視点を提供し、量子Galois理論とでも呼べるものを準備した。
さらにジョーンズ多項式を発見し、作用素環論と無関係とも思えるトポロジーとの密接な関係を示した。
ジョーンズ多項式はエドワード・ウィッテンにより一般の3次元多様体の不変量(Jones-Witten不変量)に拡張され、場の量子論、作用素環論、トポロジー、数理物理学の研究に貢献した。
来歴=
1952年 - ギズボーン生まれ。
ケンブリッジ育ち。
ケンブリッジのセント・ピーターズ・スクール、オークランドの名門オークランド・グラマー・スクール卒。
1972年 - オークランド大学で理学士を取得
1973年 - オークランド大学で理学修士号(数学専攻)を取得
1974年 - スイス政府奨学生としてスイスジュネーヴ大学物理学科へ留学
1976年 - ジュネーブ大学数学科へ転籍
1979年 - ジュネーヴ大学でPh.D.(理学博士号(数学専攻))を取得(指導教授はアンドレ・ヘフリガー)
1980年 - 1981年 カリフォルニア ……
ヴォーン・ジョーンズさんが亡くなってから、4年と76日が経ちました。(1537日)