金春信高 氏(こんぱるのぶたか)
能楽師・金春流シテ方[日本]
(七十九世金春流宗家)
2010年 8月7日 死去パーキンソン病享年90歳
金春 信高(こんぱる のぶたか、1920年(大正9年)4月12日 - 2010年(平成22年)8月7日)は、シテ方金春流能楽師。
七十九世金春流宗家。
七十八世金春八条(光太郎)の長男として奈良に生まれる。
1942年に関西大学専門部第二部国漢科卒業。
1951年に宗家を継承。
1956年東京に拠点を移す。
東京における流派の活動基盤整備を進めるとともに、金春流では廃絶していた能演目を復曲して流勢挽回を図った。
また謡本の刊行を担当し、他流に比べて遅れていた謡本の改訂を行った。
女性能楽師の育成にも尽力。
能楽協会理事長・日本能楽会会長を歴任。
1990年4月、勲四等瑞宝章。
2010年パーキンソン症候群のため死去。
長男が金春安明。
弟に金春欣三。
栄典=
1990年(平成2年)4月 勲四等瑞宝章
著作物=
著書=
『十人といろ : 金春信高対談集』 笠倉出版社 1984.2
『動かぬ故に能という』 講談社 1980.3
『花の翳』 岩波書店 2002.7
新作能=
『佐渡』(1990年初演)
CD=
金春流 謡曲小謡集(キングレコード・1990年12月21日発売/KICH-17)
金春流 祝言小謡集(日本コロムビア・1995年10月21日発売/COCF-12918)
DVD=
『能楽 世阿弥・観阿弥 名作集 金春流「高砂」金春信高/金剛流「清経」廣田陛一』、NHKエンタープライズ
金春信高さんが亡くなってから、14年と106日が経ちました。(5220日)