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榎本肇 氏(えのもとはじめ)

計算機科学者[日本]

(東京工業大学名誉教授)

2010年 5月13日 死去脳梗塞享年86歳

榎本 肇(えのもと はじめ、1925年(大正14年)2月16日 - 2010年(平成22年)5月13日)は、日本の逓信官僚、工学者。
東京工業大学名誉教授。
電子通信学会副会長。
経歴= 神戸工業専門学校機械科を経て、1944年(昭和19年)東京工業大学航空機工学科へ入学する。
のち電気工学科へ転科。
1948年(昭和23年)卒業後、逓信省電波局に入省する。
その後、1954年(昭和29年)国際電信電話研究所、1967年(昭和42年)東京工業大学教授、1985年(昭和60年)富士通常任顧問。
同年電子通信学会副会長。
芝浦工業大学教授を歴任した。
逓信省電波局では、主に雑音電波の統計的測定理論、フェージングの情報理論的研究、散乱伝搬の多重散乱機構に関する研究を行った。
ほか、電波法・放送法の制定や民間放送の発足に尽力した。
国際電信電話研究所では、符号化法、アナログ-ディジタル変換器、予測符号化、直交変換器を用いたテレビジョン信号帯域圧縮法などの研究、情報識別の位相的理論などの研究、計算機要素や論理回路を始めとした計算機構成技術に関する研究、衛星通信システムや電報自動中継システムの研究などを行った。
東京工業大学では情報処理技術の研究を主に行った。

榎本肇さんが亡くなってから、14年と192日が経ちました。(5306日)