大久保昭男 氏(おおくぼあきお)
フランス・イタリア文学者[日本]
2024年 3月12日 死去老衰享年98歳
大久保 昭男(おおくぼ てるお、1927年9月1日 - 2024年3月12日)は、日本のイタリア文学者、フランス文学者、翻訳家。
本名「てるお」だが「あきお」と読むこともある。
アルベルト・モラヴィアの作品を数多く訳した。
(児童向けを含め)フランス文学の訳書も出している。
英文学の翻訳者大久保康雄は遠縁の親戚に当たる。
経歴=
茨城県結城郡西豊田村(現・八千代町)生まれ。
1945年第一高等学校入学を経て、東京大学文学部仏文科卒。
2024年3月12日、老衰のため死去。
96歳没。
著書=
『ソビエト印象旅行 現代モスクワっ子気質』(三一新書) 1962
『故郷の空イタリアの風 』(新評論) 2006 - 回想記
翻訳=
『七人の息子たち』(アルチーデ・チェルヴィ、弘文堂) 1961
『喜びは死を超えて セレーニ夫人の手記』(マリーナ・セレーニ、弘文堂) 1961
『西北地方物語 ベトナム小説集』(トー・ホアイ他、広田重道共訳、新日本出版社、世界革命文学選) 1962
『現代の英雄』(プラトリーニ、三一書房) 1962
『貧しき恋人たち』(ヴァスコ・プラトリーニ、至誠堂) 1963、のち新日本文庫
『娘たちは怒りをこめて』(ロレンツァ・マゼッティ、早川書房) 1965
『美男アントニオ』(ヴィタリアーノ・ブランカーティ、早川書房) 1966
『キブツの娘 ほか 戯曲集 』(モルデハイ・ベルンスタイン、講談社) 1968
『メモリアル』(パオロ・ヴォルポーニ、新潮社) 1969
『明日はスペインだ』(サンチアゴ・カリ ……
大久保昭男さんが亡くなってから、254日が経ちました。