ヘンリー・ペトロスキー 氏Henry Petroski
工学者[アメリカ]
2023年 6月14日 死去享年82歳
ヘンリー・ペトロスキー(Henry Petroski, 1942年2月6日 - 2023年6月14日)は、アメリカ合衆国の工学者、デューク大学教授。
専門は土木工学、失敗学。
鉛筆やクリップなどのインダストリアルデザインの研究で知られる。
雑誌『アメリカン・サイエンティスト』 (en) やアメリカ工学教育協会会誌 (en) の常連寄稿者。
人物=
ニューヨーク・ブルックリン区に生まれ、クイーンズ区で育つ。
1963年マンハッタン・カレッジ卒業、1968年イリノイ大学で理論力学および応用力学の分野で博士号取得。
1968-74年テキサス大学オースティン校、1975-80年アルゴンヌ国立研究所に勤め、1980年からデューク大学教授。
2004年、米国放射性廃棄物技術審査委員会(United States Nuclear Waste Technical Review Board、NWTRB)に任命、2008年に再任。
クラークソン大学 (en) 、トリニティ・カレッジ、ヴァルパライソ大学 (en) から名誉学位を授与された。
テキサス州で技術士登録。
アメリカ芸術科学アカデミー、全米技術アカデミー会員。
2006年ワシントン賞受賞。
2023年6月14日に死去。
81歳没。
著書=
邦訳
『人はだれでもエンジニア—失敗はいかに成功のもとになるか』北村美都穂訳、鹿島出版会、1988
『鉛筆と人間』渡辺潤・岡田朋之訳、晶文社、1993
『フォークの歯はなぜ四本になったか—実用品の進化論』忠平美幸訳、平凡社、1995、のち平凡社ライブラリー
『橋はなぜ落ちたのか—設計の失敗学』、中島秀人・綾野博之訳、朝日選書 ……
ヘンリー・ペトロスキーさんが亡くなってから、1年と161日が経ちました。(526日)