西川杏太郎 氏(にしかわきょうたろう)
美術史家[日本]
2023年 2月24日 死去心不全享年95歳
西川 杏太郎(にしかわ きょうたろう、1929年(昭和4年)3月9日 - 2023年(令和5年)2月24日)は、日本の美術史研究者。
専門は日本彫刻史、文化財保存学。
父は、書家で昭和の三筆の一人に数えられた西川寧。
経歴=
東京市(現墨田区)向島の生まれ。
1950年(昭和25年)、慶應義塾大学文学部文学科(芸術学専攻)卒業。
翌年、文化財保護委員会(現・文化庁)に入り、文化財保護部美術工芸課長、文化財調査官、東京国立博物館次長を経て、1987年(昭和62年)4月、奈良国立博物館館長、91年東京国立文化財研究所の所長を歴任。
退官後に、横浜美術短期大学学長、神奈川県立歴史博物館館長。
2023年2月24日、心不全のため死去。
93歳没。
著書=
『奈良の寺13 興福寺北円堂と南円堂の諸像』(岩波書店, 1974年)
『日本の美術202 一木造と寄木造』(至文堂, 1983年)
『日本彫刻史論叢』(中央公論美術出版, 2000年)
『文化財五十年をあゆむ』(竹林舎, 2003年)
編著=
『国宝大事典2 彫刻』(講談社, 1985年)
栄典=
2002年11月 勲二等瑞宝章受章
西川杏太郎さんが亡くなってから、1年と271日が経ちました。(636日)