下野敏見 氏(しものとしみ)
民俗学者[日本]
2022年 3月10日 死去老衰享年94歳
下野 敏見(しもの としみ、1929年(昭和4年)4月4日 - 2022年3月10日)は、日本の民俗学者、文学博士。
鹿児島大学教授、鹿児島純心女子大学教授を歴任。
南日本地方の民俗研究の第一人者であり、日本民俗学会の権威ともいわれる。
経歴=
鹿児島県川辺郡知覧町(現在の南九州市)出身。
鹿児島県立川辺高等学校、鹿児島大学文理学部社会学科卒業。
大学卒業後は県内各地の高等学校の教諭を経て、鹿児島大学法文学部教授、鹿児島純心女子大学教授を務める。
高校教員時代から夏休みのたびに屋久島を訪ね、古老の話者を探して昔話を聞き続けた。
その後もフィールドワークを信条に県内外を歩き続け、民俗学の研究に情熱を注いでおり、南九州から沖縄県に至る地域で、長年にわたって民俗調査を行なっている。
第1回柳田賞受賞、第52回南日本文化賞受賞。
著書は『田の神と森山の神』『御田植祭りと民俗芸能』『南九州の伝統文化』『奄美・吐カ喇の伝統文化』『屋久島の民話』『鹿児島ふるさとの昔話』など、多数に昇る。
2022年3月10日に鹿児島県鹿児島市下伊敷の自宅で老衰のため死去(92歳没)。
著書=
『タネガシマ風物誌 鉄砲伝来の島』(未来社、1969年)
『生きている民俗探訪鹿児島』(第一法規出版、1979年)
『南西諸島の民俗 1 - 2』(法政大学出版局、1980年 - 1981年)
『南九州の民俗芸能』(未来社、1980年)
『種子島の民俗 1 - 2』(法政大学出版局、1982年 - 1990年)
『トビウオ ……
下野敏見さんが亡くなってから、2年と256日が経ちました。(987日)