勝目梓 氏(かつめあずさ)
作家、エッセイスト[日本]
2020年 3月3日 死去心筋梗塞享年89歳
勝目 梓(かつめ あずさ、男性、1932年6月20日 - 2020年3月3日)は、日本の小説家・エッセイスト・俳人。
東京生まれ。
鹿児島県立伊集院高等学校中退。
来歴・人物=
幼い頃両親が離婚し、母とともに九州に渡る。
高校中退後、長崎で炭鉱夫として働き、労組の責任者となるが闘争に敗れて退職。
ほか養鶏業、自動車教習所教員など、さまざまな職を転々とし、三年間の結核療養中に作家を志す。
1962年、初めて書いた小説で文學界新人賞に応募、一次予選通過。
1964年、郷里に妻を残し、愛人とともに上京。
運送会社のトラック運転手として働きながら、同人誌『文藝首都』に所属し、翌年、19歳で入会してきた中上健次を知り、中上の才能に打ちのめされる。
1966年、34歳で、『文藝首都』の推薦作「玩具の花」を『新潮』に発表。
1967年、「マイ・カアニヴァル」(『文藝首都』)で上半期芥川賞候補、1968年、「遠景」を『文學界』に、1969年、「花を掲げて」を同誌に発表、直木賞候補となるが、芽が出なかった。
1970年、森敦と出会い、毎朝激励の電話を受けるなどして文学について教わった結果、娯楽小説に転じる決意をする。
1974年、42歳の時に「寝台の方舟」で小説現代新人賞を受賞、1975年から官能小説を中間小説誌に発表するようになる。
1977年、45歳で、初の単行本『マン・フラワー号のハント旅行』(グリーンアロー・ブックス)を刊行。
1978年、五冊目の単行本『獣たちの熱い ……
勝目梓さんが亡くなってから、4年と263日が経ちました。(1724日)