大川功 氏(おおかわいさお)
CSK 創業者、セガ 元会長[日本]
2001年 3月16日 死去心不全享年76歳
大川 功(おおかわ いさお、1926年5月19日 - 2001年3月16日)は、日本の実業家。
システムインテグレーターのCSKの創業者であり、ゲーム会社セガの会長および社長を歴任した。
投資家・篤志家の一面も持っており、1998年11月に個人資産2700万米ドルをマサチューセッツ工科大学(MIT)に寄付したことから、MITが「Okawa Center for Future Children」設立を発表。
亡くなる直前の2001年1月には、セガが家庭用ゲーム機事業の撤退により生じた損失額を埋めるため総額約850億円相当の個人資産をセガに譲渡し、セガの倒産を回避した。
大川の死後、親交のあった椎名武雄や増田宗昭らが中心となって、大川の遺志に基づきベンチャー企業の振興発展を行う「一般財団法人 大川ドリーム基金」が2011年に設立された。
略歴=
1926年5月19日 大阪船場で婦人子供服地の卸店「大川商店」を営む両親の次男として誕生。
本籍地 大阪府大阪市。
1945年3月 大阪府立旧制今宮中学を卒業。
1948年3月 早稲田大学専門部工科卒業。
肺結核に加え盲腸手術の失敗による腸漏を併発し、7年半にわたり病床に臥す。
快復後、兄の会計事務所手伝いを経て、タクシー会社を共同経営し成功するも売却。
1962年 日本IBMの勧めでパンチカードシステム・PCSの講習に参加。
情報産業の予兆を知る。
1968年10月 大阪住友生命淀屋橋ビルに「コンピュータサービス株式会社」を創立。
一代でどこまで挑戦できるかにこだわり、未成熟の暖簾のない分 ……
大川功さんが亡くなってから、23年と250日が経ちました。(8651日)