石川松太郎 氏
元日本女子大教授・日本教育史[日本]
2009年 5月26日 死去食道がん享年83歳
石川 松太郎(いしかわ まつたろう、1926年4月20日 - 2009年5月26日)は、日本の教育学者である。
東京出身。
東京文理科大学卒業。
和洋女子大学教授、図書館長、日本女子大学教授を経て、昭和女子大学大学院講師を務めた。
父は石門心学研究の石川謙。
父のあとを継ぐように日本教育史の研究に志す。
江戸時代の寺子屋の研究や、そこで使われた往来物と呼ばれる教科書類の研究に力を注ぎ、謙堂文庫と称する、往来物などのコレクションは、近世往来物集成として刊行されるにいたった。
また、時代劇などでの寺子屋が登場する場面などでの、時代考証の指導をすることもあった(NHK『寺子屋ゆめ指南』など)。
なお、謙堂文庫の往来物コレクションは、没後は東京書籍の運営する東書文庫に移管され、その他の近世期の和書は横浜国立大学の図書館に寄贈された。
日本家政学会食文化研究部会では、石川松太郎賞を制定し、新進研究者を表彰している。
著書=
『教育史に関する文献目録並に解題』大日本雄弁会講談社 1953
『藩校と寺子屋』教育社歴史新書 1978
『往来物の成立と展開』雄松堂出版 1988
共編著=
『日本教科書大系 往来編』全15巻 別巻2 石川謙共編 講談社 1967-77
『日本の家庭教育』石川謙共著 大日本女子社会教育会 1969
『日本子どもの歴史 武士の子・庶民の子』直江広治共編 第一法規出版 1977
『日本教育史』著者代表 玉川大学出版部 1987
『教育の歴史 日本におけ ……
石川松太郎さんが亡くなってから、15年と179日が経ちました。(5658日)