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佐々木たづ 氏(ささきたづ)

児童文学作家[日本]

1998年 4月3日 死去享年67歳

佐々木 たづ(ささき たず、1932年〈昭和7年〉6月28日 - 1998年〈平成10年〉4月3日)は、日本の児童文学作家。
東京都出身。
本名は佐々木多津。
童話集『白い帽子の丘』で厚生大臣児童福祉文化賞、『ロバータ さあ歩きましょう』で日本エッセイスト・クラブ賞、『わたし日記を書いたの』で野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞している。
経歴・人物= 1950年(昭和25年)、東京都立駒場高等学校在学中の18歳のときに突然片目を失明する。
手術をするも回復せず、やむなく高校を中退する。
その後緑内障と診断され、手術によって眼圧は抑えられたものの、1953年(昭和28年)には両目の視力を完全に失う。
失明後は英語と点字とタイプライターを学習し、横浜竹の丸の訓盲院という眼の不自由な子供のための施設で1年間過ごす。
1956年(昭和31年)、童話作家を志し、伯母の知り合いであった野村胡堂の指導を受ける。
翌年の10月末、野村より童話集の出版を薦められ、1958年(昭和33年)6月末に初めての童話集『白い帽子の丘』が自費出版される。
童話集は三十書房より非売品として200部出版され、序文を武者小路実篤と坪田譲治が書き、挿絵を鈴木悦郎が描いた。
そのうち100部を各方面に贈呈したところ、新聞、雑誌、ラジオなどで取り上げられ話題となり、また西荻窪の書店主からは自分で訓練した盲導犬提供の申し出があったが、このときは犬を預かることの責任が持てないことから辞退した。
1959 ……

佐々木たづさんが亡くなってから、26年と232日が経ちました。(9729日)

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