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秋永一枝 氏(あきながかずえ)

国語学者[日本]

2017年 9月29日 死去老衰享年90歳

秋永 一枝(あきなが かずえ、1928年〈昭和3年〉6月23日 -2017年〈平成28年〉9月29日)は、日本の日本語学者。
早稲田大学名誉教授。
日本語アクセント論を専門とする。
本名は鳥越 一枝(とりごえ かずえ)。
夫は鳥越文蔵。
人物・来歴= 1928年(昭和3年)、東京府東京市本所区東両国の商家に生まれる。
同地で、日本舞踊を習い芝居に通い、東京弁を聞いて育った。
桜蔭高等女学校を経て、戦後すぐに帝国女子医学薬学専門学校で学んだ。
1949年(昭和24年)、早稲田大学第一文学部国文学専修に編入学し、1951年(昭和26年)3月に卒業論文「清少納言について」を提出して卒業した。
大学卒業後は三省堂出版株式会社編修所の嘱託として『明解国語辞典』『明解日本語アクセント辞典』の改訂や編集にも携わり、1956年(昭和31年)からは再び早稲田大学大学院文学研究科(修士課程・博士課程)で学んだ。
同大学院に提出した修士論文は「平安・鎌倉文学作品における声点本の研究―古今集を中心に―」。
「声点本(しょうてんぼん)」とは、漢字や仮名の四隅に点を差して、その音調(高低)を注記した伝本のことである。
日本語学では、主にアクセントの歴史を解明するための資料として用いられるが、本来は古今伝授の実態を伝える貴重な文献であり、日本古典文学の研究には欠かせないものである。
この研究が、後の博士論文『古今和歌集声点本の研究』全4冊(1972年~1991年)として結実し ……

秋永一枝さんが亡くなってから、7年と53日が経ちました。(2610日)

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