ヘンリー・フィールディングHenry Fielding
劇作家[イギリス]
1754年 10月8日 死去享年48歳
ヘンリー・フィールディング(Henry Fielding, 1707年4月22日 - 1754年10月8日)は、18世紀イギリスの劇作家、小説家、治安判事である。
小説『トム・ジョウンズ』が代表作で、「イギリス小説の父」と呼ばれる。
生涯=
サマセット州シャーパム生まれ。
伯爵家の末裔で、父は軍人であった。
イートン校で学んだ後、ロンドンに出て劇作家になり、風刺の効いた芝居を書いて人気を博した。
フィールディングの政治批判によって演劇取締りが厳しくなったため、弁護士に転身し、その傍ら、小説を書き始めた。
また、新聞の編集長になり、当時のウォルポール内閣を批判した。
フィールディングらの度重なる政権批判の風刺劇を取り締まるために1737年には、上演を制限する演劇検閲法(Licensing Act)が発布され、この影響で演劇の文学的重要性が弱まり、代わりに小説がより注目されるようになった。
1747年にボウ・ストリート治安判事裁判所(英語: Bow Street Magistrates' Court)の判事に就任し、翌年ウェストミンスターの治安判事に任命された。
もともと無給だったコンスタブル(Constable)に定期的な給料を与えて組織化したボウ・ストリート巡察隊(英語: Bow Street Runners)を結成し、犯罪を減少させた。
同隊はイギリス近代警察への第一歩とされている。
1749年に代表作『トム・ジョウンズ』を発表した。
その後、病気が悪化したため、リスボンに転地療養に出かけ、そこで没した。
妹サラ・フィールディ ……
ヘンリー・フィールディングが亡くなってから、270年と42日が経過しました。(98660日)