ケルテース・イムレ 氏Kertész Imre
作家[ハンガリー]
2016年 3月31日 死去享年88歳
ケルテース・イムレ(Kertész Imre、1929年11月9日 - 2016年3月31日)は、ハンガリー・ブダペスト生まれのユダヤ系ハンガリー人、小説家、ホロコースト生還者。
来歴・人物=
1944年、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に送還され、のちにブーヘンヴァルト強制収容所に移送される。
生還後、高校を卒業して新聞社、工場労働者などを経て、1953年からはフリーランスの作家・翻訳家となる。
最初の小説でホロコーストの体験をもとに描き出した自伝的小説『運命ではなく』では、ドイツ、フランス、アメリカを中心に高い評価を受ける。
他の作品として、『挫折』(1988)、『生まれなかった子のためのカディッシュ』(1990)などがある。
ニーチェやエリアス・カネッティなどドイツ文学の翻訳も手がける。
2000年にヴェルト文学賞、2002年にノーベル文学賞受賞。
ケルテース・イムレにノーベル文学賞の受賞が決定した際、本国ではイムレが無名であったために、同姓の作家ケルテース・アーコシュ(ハンガリー語版)の作品も相乗効果で売れたというエピソードがある。
邦訳作品=
『運命ではなく』岩崎悦子訳、国書刊行会、2003年7月
著作=
『運命ではなく』Sorstalanság, 1975. (De skæbneløse)
A nyomkeresö, 1977.
『挫折』A kudarc, 1988.
『生まれなかった子のためのカディッシュ』 Kaddis a meg nem született gyermekért, 1990. (Kaddish for et ufødt barn)
Az angol lobogó, 1991.
『ガレー船日記』Galyanapló, 1992.
A holocaust mint kultúra: három elöadás, 199 ……
ケルテース・イムレさんが亡くなってから、8年と235日が経ちました。(3157日)