西江雅之 氏(にしえまさゆき)
言語学者[日本]
(元早稲田大学教授・文化人類学)
2015年 6月14日 死去膵臓がん享年79歳
西江 雅之(にしえ まさゆき、1937年10月23日 - 2015年6月14日)は、日本の文化人類学者、言語学者。
アフリカ諸語・文化研究が専門。
東京都出身。
桑沢デザイン研究所ゼミマスター、東京外国語大学助教授、早稲田大学文学部教授を歴任。
アフリカ諸語やピジン・クレオール語の研究の先駆者。
23歳のとき日本で初めてスワヒリ語文法を発表した。
東アフリカ、インド洋諸島、カリブ海領域の現地調査・研究に勤しんだ。
著書に『ことばを追って』(1989年)、『異郷日記』(2008年)、『食べる』(2010年)など。
経歴=
西江定(のち早稲田大学英語英文学科教授となる)の三男として東京市本郷区駒込林町(現在の東京都文京区千駄木)に生まれる。
父は当時、旧制中学校の英語教師だった。
4歳の時、武蔵野線(現在の西武池袋線)沿線の東長崎に移住。
その1年半後、父の郷里の兵庫県宍粟郡城下村(現在の宍粟市)で疎開生活を送る。
当時は一日のほとんどを野外で自然児として過ごし、自分で獲った野生植物や昆虫を主食にしていた。
敗戦後、小学校2年生のとき東京東長崎へ戻る。
小学校時代にはNHKの素人のど自慢に出場し入賞、そのことがきっかけとなり東京放送児童合唱団に参加すると共に日劇で『鐘の鳴る丘』に出演。
芸能活動と併行して野外での冒険活動をも続行し、この時期には様々な野生動物を捕獲して食べたこともあるという。
私立武蔵高校附属中学(現在の私立武蔵中学 ……
西江雅之さんが亡くなってから、9年と161日が経ちました。(3448日)