佐藤次高 氏(さとうつぎたか)

佐藤 次高（さとう つぎたか、1942年8月27日 - 2011年4月11日）は、日本の歴史学者。
専門はアラブ・イスラーム史。
学位は、文学博士（東京大学・論文博士・1981年）（学位論文「アラブ中世社会史研究」））。
東京大学名誉教授。
東洋文庫研究部長、日本中東学会会長、史学会理事長、早稲田大学文学学術院教授などを歴任。
1973年流沙海西奨学会賞受賞。
2000年恩賜賞・日本学士院賞受賞。
略歴= 1942年8月27日神奈川県横浜市に生まれる。
神奈川県立希望ケ丘高等学校から、1961年東京大学理科II類に入学するが、1963年文学部東洋史学科へ進学。
1965年東京大学文学部東洋史学科卒業。
1968年同大学院人文科学研究科博士課程中退。
1968年東京大学東洋文化研究所助手、1974年お茶の水女子大学文教育学部専任講師、1976年同助教授、1979年東洋文庫兼任研究員。
1980年4月東京大学文学部助教授、1990年3月教授に昇進、同年4月より東洋文庫研究部長となる。
1996年には同大大学院人文社会系研究科教授。
この間、1981年に「アラブ中世社会史研究」で東京大学より文学博士の学位を取得。
この学位論文を加筆、訂正のうえ出版したものが『中世イスラム国家とアラブ社会―イクター制の研究』(佐藤 1986)。
1997年から日本中東学会会長（-2001年）、史学会理事長（-1998年）、第一次「イスラーム地域研究」のプロジェクトリーダー（-2002年）をつとめる。
2003年3月東京大学を定年退官、4月早稲田大学文学 ……