遠丸立 氏(とおまるりゅう)
文芸評論家[日本]
2009年 12月30日 死去心筋梗塞享年84歳
遠丸 立(とおまる たつ、1926年9月6日 - 2009年12月30日)は日本の詩人、文芸評論家。
本名は進 隆(すすむ たかし)。
妻は詩人の貞松瑩子。
筆名の呼称は、かつて「とおまる りつ」、「とうまる たつ」、「とおまる たかし」、「とおまる りゅう」の4つの読み(=別名)があった。
来歴=
福岡県出生。
1955年 東京大学経済学部卒。
1957年 明治大学大学院文学研究科修士課程了、日本文学専攻。
1961年から1993年まで、『方向感覚』同人、『未知と無知のあいだ』編集人を務めた。
1964年から1967年まで『犀』同人。
2009年、心筋梗塞のため死去。
著書=
吉本隆明論 仮面社 1969
死者もまた夢をみる 私のなかのドストエフスキイ・私のなかの同時代作家たち 思潮社 1970
恐怖考 仮面社 1971
呪詛はどこからくるか 三一書房 1972
遠丸立詩集 方向感覚出版センター 1974
世界がうつくしく見えない 詩集 国文社 1977
死の文化史 泰流社 1979
無知とドストエフスキー 国文社 1981
海の記憶 詩集 砂子屋書房 1982
記憶の空間 白地社 1985
深沢七郎 文学と、ギターと 沖積舎 1986
兆 詩集 沖積舎 1988
埴谷雄高と神秘宇宙 ユングとの邂逅 武蔵野書房 1989
犯罪の中の子ども 小さき者たちの墓碑銘 現代書館 1991
埋もれた詩人の肖像 同時代詩史の落丁をひろう 武蔵野書房 1993
死者よ語れ 戦争と文学 武蔵野書房 1995
永遠と不老不死 春秋社 1996
野川物語 現代書館 2005
遠丸立さんが亡くなってから、14年と326日が経ちました。(5440日)