富田武 氏(とみたたけし)
政治学者[日本]
2025年 5月19日 死去急性骨髄性白血病享年81歳
富田 武(とみた たけし、1945年9月24日 - 2025年5月19日)は、日本の政治学者、成蹊大学法学部名誉教授。
専門は、比較政治学、ロシア・ソ連政治史。
経歴=
1945年、福島県生まれ。
1971年東京大学法学部を卒業。
1981年、同大学院社会科学研究科博士課程満期退学。
卒業後は予備校講師、大学非常勤講師などを経て、1988年より成蹊大学法学部助教授。
1991年より同教授、1999年から2002年まで大学アジア太平洋センター所長を兼務、2002年から2004年まで法学部長を務めた。
成蹊大学法科大学院創設の提唱者。
2014年に定年退職し、名誉教授となった。
2025年5月19日、急性骨髄性白血病のため死去。
79歳没。
著書=
単著=
『スターリニズムの統治構造――1930年代ソ連の政策決定と国民統合』岩波書店、1996年
『戦間期の日ソ関係――1917-1937』岩波書店、2010年
『シベリア抑留者たちの戦後―冷戦下の世論と運動 1945-56年』人文書院、2013年
『シベリア抑留―スターリン独裁下、「収容所群島」の実像』中央公論新社〈中公新書〉、2016年
『日本人記者の観た赤いロシア』岩波書店〈岩波現代全書〉、2017年
『歴史としての東大闘争 ぼくたちが闘ったわけ』筑摩書房〈ちくま新書〉、2019年
『シベリア抑留者への鎮魂歌(レクイエム)』人文書院、2019年
『日ソ戦争 1945年8月』みすず書房、2020年
『ものがたり戦後史―「歴史総合」入門講義』ちくま新書、2022年
『抑留を生きる力 シベリア捕虜の内面世界』朝日新聞 ……
富田武さんが亡くなってから、9日が経ちました。