ハンス・ヨアヒム・ヘスポス 氏Hans-Joachim Hespos
作曲家[ドイツ]
2022年 7月18日 死去享年85歳
ハンス・ヨアヒム・ヘスポスは、ドイツの現代音楽の作曲家。
1938年生まれ。
2022年没。
UMACの設立者。
略歴=
1967年にガウデアムス大賞を取ってデビュー後、その極端な作風を室内楽作品で確立する。
活動初期から「...hespos edition...」と銘打った自費出版で作品を流通させていいたが、晩年にフェアラーク・ノイエ・ムジーク・ベルリンに全作品を委託した。
またFM公共放送のラジオ・ブレーメンなどの現代音楽のオルガニゼーションなどを専門に手がけており、世界中からミニチュア作品などを集めてライブで放送させている。
教師としては時々ダルムシュタットに出ているほか、ドイツのロストック音楽大学でアドリアーナ・ヘルツキーと教えていたこともある。
作風=
当初は通常の現代音楽における特殊奏法の枠内で作品を書き続けていたが、次第に逸脱し、ライブで打楽器奏者が金属を溶断する、コンテナの中に演奏家が詰め込まれる、意味が読み取れない人造言語を連呼するなど、現代音楽の常識を塗り替える作品で注目される。
協奏作品がほとんどなく、目立つのは声楽を含んだ作品の数である。
奇抜な編成の作品が多かったが、最近はややおとなしい。
一音ごとに極端な特殊奏法が要求されるため、インストラクションが常識では考えられないほど膨大なのも特徴の一つである。
これだけ極端な要求が苛烈であるにもかかわらず、ヨーロッパに支持者は多い。
音響以外の動作などの ……
ハンス・ヨアヒム・ヘスポスさんが亡くなってから、2年と126日が経ちました。(857日)