平田弘史 氏(ひらたひろし)
漫画家[日本]
2021年 12月11日 死去心不全享年85歳
平田 弘史(ひらた ひろし、1937年2月9日 - 2021年12月11日)は、日本の漫画家。
静岡県在住。
漫画家のとみ新蔵は実弟で元アシスタント。
本名は平田弘。
略歴=
東京都板橋区で生まれる。
1945年3月に東京の空襲が激化したため奈良県天理市に移り住む。
父母は天理教信者で、東京には布教のため移住していた。
17歳の頃父親を亡くし、一家の生計を支えるため大阪の設備会社『近畿設備』で作業員の仕事をしていたが、中学校の先輩であった漫画家宮地正弘の勧めで大阪の貸本出版社日の丸文庫に原稿を持ち込む。
1958年、短編漫画誌『魔像』第5集に掲載の「愛憎必殺剣」で漫画家デビュー。
以降『魔像』の看板漫画家として時代劇を中心に、骨太な劇画を書き続ける。
1965年上京し、白土三平の仲介で加治一生名義で発表した「愛」で『ガロ』に初登場。
以降活躍の場を雑誌連載に移し、劇画ブームに乗って人気が出る。
妥協を許さない創作の姿勢は、しばしば生活の困窮や作品の未完を招く。
2013年、全業績により日本漫画家協会賞文部科学大臣賞受賞。
2021年12月11日、心不全のため死去。
84歳没。
人物=
幼少から機械いじりが好きで、自宅には趣味の機械工作のための工房があり、その腕前は職人の域である。
シンセサイザーでの作曲に熱中したことがある。
また、熱心な映写機研究家で、実際に8mmフィルムから35mmフィルム映写機をレストアして、電子回路も自作の上、完成して ……
平田弘史さんが亡くなってから、2年と345日が経ちました。(1076日)