鍵和田秞子 氏(かぎわだゆうこ)
俳人[日本]
2020年 6月11日 死去老衰享年89歳
鍵和田 秞子(かぎわだ ゆうこ、1932年(昭和7年)2月21日 - 2020年(令和2年)6月11日)は、神奈川県出身の俳人。
経歴=
秦野生まれ。
神奈川県立平塚高等女学校(現・神奈川県立平塚江南高等学校)を経て、1954年にお茶の水女子大学国文学科を卒業。
大学在学中、井本農一のもとで俳文学を学ぶとともに、村山古郷の「たちばな」に入会し句作を開始。
大学卒業後は教師として勤める。
また金尾梅の門の「季節」に入会。
1963年、中村草田男主宰の「萬緑」に入会。
のち萬緑新人賞、萬緑賞を受賞。
1977年、第一句集『未来図』により第1回俳人協会新人賞を受賞。
この年に教師を辞す。
1984年、草田男の死を経て「未来図」を創刊・主宰。
2006年、第七句集『胡蝶』により第45回俳人協会賞受賞。
2015年、第九句集『濤無限』により第56回毎日芸術賞受賞。
2020年、第十句集『火は禱り』により第35回詩歌文学館賞受賞。
代表句に「鶴啼くやわが身のこゑと思ふまで」など。
2002年より大磯町鴫立庵の第22代庵主を務める。
俳人協会常務理事、俳文学会、日本文芸家協会、日本ペンクラブの各会員。
2020年6月11日19時14分、老衰のため、東京都府中市の自宅で死去。
88歳没。
著書=
句集
『未来図』(卯辰山出版、1976年)
『浮標』(牧羊社、1982年)
『飛鳥』(角川書店、1986年)
『武蔵野』(角川書店、1990年)
『光陰』(角川書店、1997年)
『風月』(花神社、2000年)
『胡蝶』(角川書店 ……
鍵和田秞子さんが亡くなってから、4年と163日が経ちました。(1624日)