フィリップ・アンダーソン 氏Philip Warren Anderson
物理学者[アメリカ]
2020年 3月29日 死去享年98歳
フィリップ・ウォーレン・アンダーソン(Philip Warren Anderson、1923年12月13日 - 2020年3月29日)は、アメリカの物理学者。
プリンストン大学教授。
1977年、ネヴィル・モット、ヴァン・ヴレックとともにノーベル物理学賞受賞。
人物=
インディアナポリスで生まれ、イリノイ州のアーバナで育つ。
ハーバード大学在学中にアメリカ海軍調査研究所に勤務し、1943年に卒業、同大学院のジョン・ヴァン・ヴレックの指導の下、1949年に物理学のPh.D.を取得。
同年から1984年まで、ニュージャージー州のベル研究所に勤務し、物性物理学を研究。
1967年からケンブリッジ大学教授、1984年からプリンストン大学教授を務めた。
2006年、ホセソレルによる、論文の引用数を基にした統計的研究において、世界で最も創造的な物理学者であるとされた。
2020年3月29日、死去。
主な業績=
超交換相互作用(磁性)
アンダーソン模型(磁性)
アンダーソン局在
エドワーズ・アンダーソン理論(スピングラス)
RVB(超伝導)
主な受賞歴=
1964年 オリバー・E・バックリー凝縮系賞
1977年 ノーベル物理学賞
1982年 アメリカ国家科学賞
著書=
Concepts in Solids ISBN 9810231954
Basic Notions of Condensed Matter Physics ISBN 0201328305
The Theory of Superconductivity in the High Temperature Cuprates ISBN 0691043655
日本との関わり=
1953年には、国際理論物理学会東京&京都で来日した。
1989年 日本学士院 外国人会員
2002年12月10日 東京大学名誉博士
2003年1月8日 東京大学名誉博士称 ……
フィリップ・アンダーソンさんが亡くなってから、4年と237日が経ちました。(1698日)