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谷脇理史 氏(たにわきまさちか)

文学研究者[日本]

(早稲田大学教授・日本近世文学)

2009年 8月28日 死去胆嚢がん享年71歳

谷脇 理史(たにわき まさちか、1939年11月24日 - 2009年8月28日)は、日本の日本近世文学研究者。
学位は、文学博士(早稲田大学・論文博士・1983年)(学位論文「西鶴研究序説」)。
筑波大学教授・早稲田大学教授を歴任。
人物= 群馬県館林市生まれ。
1962年早稲田大学第一文学部国文学専修卒業、1968年同大学院博士課程単位取得満期退学。
同年跡見学園女子大学専任講師、のち助教授、1976年筑波大学助教授、のち教授、1983年「西鶴研究序説」で早稲田大学より文学博士の学位を取得、1990年、早稲田大学文学部教授。
のち文学学術院教授。
2009年、胆嚢癌により定年前に死去した。
井原西鶴の作品をはじめとした近世文芸を研究した。
特に、西鶴作品を草稿段階までさかのぼろうと試みる草稿成立論や、当時の出版規制へのカムフラージュを重要視する姿勢は、後の西鶴研究に大きな影響を与え、「谷脇西鶴」と称された。
中野三敏は「酔うと完全にグデングデンになる迄呑まないと駄目という風で、デカいわりに身体が軟らかく、呑み屋の鴨居まで足が上るというのが得意で、誰彼かまわず競争してひっくり返り、そのまま御開きということがしばしばで、それが早死の原因だったのかもしれない。
人の良い秀才がいうのがあるとすれば、その典型的な人物であったように思う」と評している。
著書= 『西鶴研究序説』新典社 1981 『西鶴研究論攷』新典社 1981 『元禄文化西鶴の世界』教育社歴史 ……

谷脇理史さんが亡くなってから、15年と85日が経ちました。(5564日)

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