ジョン・ホイーラー 氏John Archibald Wheeler
物理学者[アメリカ]
2008年 4月13日 死去享年98歳
ジョン・アーチボルト・ホイーラー(John Archibald Wheeler, 1911年7月9日 - 2008年4月13日)は、アメリカ合衆国の物理学者である。
経歴=
フロリダ州ジャクソンビルで生まれ、1933年にジョンズ・ホプキンズ大学からPh.D.を取得、1934年から翌年までコペンハーゲン大学でニールス・ボーアのもとで学んだ。
1935年にノースカロライナ大学チャペルヒル校助教授、1938年プリンストン大学助教授となった。
第二次世界大戦の間、マンハッタン計画に参加し、ニールス・ボーアと共同で「核分裂メカニズム」を書き上げ、水爆計画推進に貢献した。
1947年に教授に就任。
1976年からテキサス大学オースティン校の理論物理学研究所長を務めた。
業績=
アルベルト・アインシュタインの共同研究者として、統一場理論の構築に取り組んだ。
そして、一般相対性理論、量子重力理論の理論研究で多くの足跡を残した。
1960年代には、中性子星と重力崩壊の理論的分析を行ない、相対論的天体物理学の先駆者となった。
宇宙の波動関数を記述するホイーラー・ドウィット方程式は、量子重力研究の先駆的成果の一つである。
また、ワームホール(1957年)の命名者として、また用語としてのブラックホールを広く定着させたことでも知られている。
受賞歴=
1954年 - リヒトマイヤー記念賞
1965年 - アルベルト・アインシュタイン賞
1968年 - エンリコ・フェルミ賞
1969年 - フランクリン・メダル
1970年 - アメリカ国家科学賞
1983年 - ……
ジョン・ホイーラーさんが亡くなってから、16年と222日が経ちました。(6066日)