ジャン・ゴットマン 氏Jean Gottmann
地理学者[ロシア→フランス]
1994年 2月28日 死去享年80歳
ジャン・ゴットマン(Jean Gottmann、1915年10月10日 - 1994年2月28日)は、フランスの地理学者。
「メガロポリス」の概念で知られる。
生涯=
ウクライナ・ハリコフの生まれ。
勃発したロシア革命により、幼くして両親を失う。
伯父の支援を頼りに、フランス・パリへ。
ソルボンヌ大学にて地理学研究を志す。
しかし、第二次世界大戦の波が押し寄せ、ユダヤ系である彼はソルボンヌを去り、アメリカ・ニューヨークへ。
プリンストン高等研究所などを経て、ジョンズ・ホプキンス大学の準教授になる。
戦後、ニューヨークの国連の事務局調査部長とフランス政府の国民経済省の委員に就任し、パリとニューヨークを往復する日々が続く。
この頃のゴットマンの研究は、都市部の地域構造と都市ごとの交流構造に関心を示していた。
1948年にはパリ大学政治学研究所教授となる。
こうしたなかで、1950年代に自然と文化、それに交通といったものと都市的な機能を持ちかつ、空間と時間とが交錯し、個々の都市を越えた一つの強い主体的な力が結束されている地理的な空間があることに気づく。
これをゴットマンは「メガロポリス」と呼び、これが実際にニューヨークなどのアメリカの大西洋海岸に出現していることを指摘し、当時話題となった。
(1961年)
一般的にはゴットマン自身の業績はこの地理的な単位の発見のみに留まっている事が多いが、ゴットマン自身はさらに、この新しい地理的単位でも ……
ジャン・ゴットマンさんが亡くなってから、30年と266日が経ちました。(11224日)