エリ・ヴィーゼル 氏Elie Wiesel
作家[ルーマニア→アメリカ]
2016年 7月2日 死去享年89歳
エリ・ヴィーゼル(ヘブライ語: אליעזר "אלי" ויזֶל, イディッシュ語: אלי וויזעל, Elie Wiesel, 1928年9月30日 - 2016年7月2日)は、ハンガリー(当時)出身のアメリカのユダヤ人作家、ホロコースト生還者。
自らのホロコースト体験を自伝的に記し、1986年にノーベル平和賞を受賞した。
ボストン大学教授。
有名な言葉『愛の対義語は憎しみではなく無関心だ。
人々の無関心は常に攻撃者の利益になることを忘れてはいけない』
来歴=
ハンガリー名ヴィーゼル・エリエーゼル(Wiesel Eliézer)としてシゲト(現在のルーマニア、シゲトゥ・マルマツィエイ)に生まれる。
生家は食料品店を営む、ハンガリー系の正統派ユダヤ教徒の家庭だった。
ヴィーゼルは幼時よりヘブライ語やトーラーやカバラを学んだ。
シゲトは1940年にナチス・ドイツの占領を受け、この町のユダヤ人は1944年に強制収容所へ送られた。
ヴィーゼルはアウシュヴィッツで囚人番号A-7713の刺青を左腕に彫られる。
母と妹はガス室送りとなり、行動を共にすることができた父も辛い環境に耐えられず、ブーヘンヴァルト強制収容所にて終戦を迎える前に命を落とした。
戦後、フランスの孤児院に送られてフランス語を学ぶ。
ヴィーゼルは生き残った姉2人とここで再会することができた。
1948年にソルボンヌ大学へ入学し、哲学を専攻する。
ヘブライ語教師や合唱団長の職を経てジャーナリストとなった ……
エリ・ヴィーゼルさんが亡くなってから、8年と142日が経ちました。(3064日)