李寧煕 氏(イ・ヨンヒ)
作家[韓国]
2021年 4月25日 死去享年91歳
李 寧煕(イ・ヨンヒ、朝鮮語: 이영희, 1931年〈昭和6年〉 - 2021年4月25日)は、東京出身の韓国人作家。
万葉集は『古代韓国語』で書かれていたとする著書『もう一つの万葉集』がベストセラーとなった。
略歴=
1931年(昭和6年)東京生まれ。
本貫は慶州李氏(朝鮮語版)。
1944年(昭和19年)朝鮮総督府の統治下で日本の領土だった韓国に、父母と共に戻る。
1948年ソウル市にある私立梨花女子中学校(6年制)の5年生の時、詩『月を転がす』で詩専門誌『竹筍』から文壇にデビュー。
1954年梨花女子大学校英文科を卒業。
日刊新聞「韓国日報」に入社。
政治部長、文化部長、論説委員など務め、1981年に国会議員に当選。
韓日議員連盟の理事、公演倫理委員会の委員長、韓国女性文学人会の会長なども歴任した。
「大韓民国児童文学賞」「大韓民国教育文化賞」「馬海松童話賞」など受賞している。
晩年は脳梗塞などにより闘病生活を送っていた。
2021年4月25日、慶尚南道南海郡の病院で死去した。
人物=
1989年(平成元年)日本で『もう一つの万葉集』(文藝春秋)を出版。
『万葉集は古代韓国語で書かれていた』として、吏読という方法で実際に読み解いてみせ、従来説を覆す主張が大きな反響を呼んだ。
著書7冊100万部超え、読者2000人による後援会と会報誌『まなほ』も発足した。
朝鮮民族主義史観に基づいたように思われがちな李だが、自身について「二つの意味でまさに戦中派 ……
李寧煕さんが亡くなってから、3年と210日が経ちました。(1306日)