ジャイメ・レルネル 氏Jaime Lerner
建築家、政治家[ブラジル]
2021年 5月27日 死去享年85歳
ジャイメ・レルネル(Jaime Lerner, 1937年12月17日 - 2021年5月27日)は、南米ブラジルのパラナ州の元知事である。
建築家、都市計画家として有名であり、パラナ州の州都であるクリチバの市長を3期にわたって務めた(1971年 - 75年、1979年 - 83年、1989年 - 92年)。
この間の施策により、それ以前は名もない地方都市に過ぎなかった同都市を、都市計画の見本とまで称えられる先進的な都市にした辣腕で世界的によく知られる。
1994年にはパラナ州知事に選出され、1998年に再選され、2002年まで、2期にわたって州知事の職を務めた。
2002年7月から2005年7月まで国際建築家連合の会長を務めてもいる。
略歴=
1937年12月17日、クリチバにて、レルネルはポーランドから移民してきたユダヤ人家族の子として生を受ける。
1960年にパラナ連邦大学の工学部・土木工学科を、1964年に同大学の建築学部・建築都市計画学科を卒業。
1965年、イプキ(IPUCC: Instituto de Pesquisa e Planejamento Urbano de Curitiba、クリチバ都市計画研究所)の設立を助け、その後のクリチバの都市計画の骨子となるクリチバ・都市計画マスタープランの策定に参加した。
70年にイプキ所長に就任。
1971年、33歳の若さでクリチバ市長に抜擢され、「人が中心の街づくり」を掲げ、市街中心部の大通りから自動車を締め出して歩行者専用道路としたほか、市内の緑地化政策など、マスタープランに基づき数々の施策を実現させる。
当時は2期連続の市長就任が許されて ……
ジャイメ・レルネルさんが亡くなってから、3年と178日が経ちました。(1274日)