王若望 氏(おうじゃくぼう)
作家[中国→アメリカ]
(共産党を除名になりアメリカに亡命)
2001年 12月19日 死去肺がん享年84歳
王若望(おう じゃくぼう、1918年2月4日 - 2001年12月19日)は、中華人民共和国の作家。
江蘇省武進県生まれ。
本名は王寿華。
生涯=
1933年、上海で製薬工場の徒弟工になり、共産主義青年団、中国左翼作家連盟に加入して、創作を始める。
1934年、ストライキに参加したため、国民政府に逮捕、懲役10年の刑を受ける。
日中戦争がはじまると、国共合作成立によって1937年8月に釈放され、延安に行き、同年10月、中国共産党に入党する。
武漢『新華日報』特約通信員を経て、山東解放区に移り、1943年、山東『大衆日報』に「毛沢東の物語」を連載した。
1944年、思想傾向が批判され、「スパイ」の嫌疑がかかるが、後に疑いは晴れた。
中華人民共和国建国後、上海総工会宣伝部副部長、華東局文芸処副処長、上海ディーゼルエンジン工場工場長、上海作家協会党組理事、『文芸月報』副主編を歴任した。
1957年、「間違いである」「セクト主義の古い根っこを切り落とせ」などの雑文によって、反右派闘争で「右派」とされ、農村に送られて労働改造処分を受ける。
彼を批判することを拒絶した妻は、激しい迫害を受け、精神病を患って死亡する。
1962年、大躍進政策を批判する小説「ある大鍋の物語」を執筆したため、再度名指し批判されて、文化大革命時には残酷な迫害を受けて4年間監禁された。
1979年、名誉回復。
『上海文芸』編集部副主任となる。
その後、10編の短編小説を含む220編の文章を ……
王若望さんが亡くなってから、22年と337日が経ちました。(8373日)